診療報酬 虎の巻

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大きな病院に初めて行くと1万円?

厚生労働省は30日、2016年度から紹介状なしで大病院を受診した外来患者に追加負担を求める制度について、初診時の最低金額を(1)3千円(2)5千円(3)1万円−とする3案を、中央社会保険医療協議会中医協)に示した。このうち5千円か1万円とする案が有力。追加負担は初診料とは別に徴収する。

 

 再診時は(1)1000円(2)初診時の最低金額の4分の1(初診時が1万円なら2500円)−の2案を提示。中医協はこれらの案を軸に議論する。

 大病院が高度な治療に注力できるようにするのが狙いで、5月の通常国会で関連法が成立した。外来患者が軽症にもかかわらず大病院に集中する問題が指摘されており、まずは身近なかかりつけ医に相談するよう促し、医療機関の役割分担を進めたい考えだ。

 現在も200床以上の大病院では患者に追加負担を求めることができる。厚労省はさらに規模の大きい病院を対象に、追加負担を義務付ける方向で検討。患者が救急で来院したり、地域に診療所などがなかったりする場合は例外とする。

 この日の議論では負担額について「全国一律とするべきだ」「都市部と地方で変えるべきだ」などの意見が出た。

 

 中日メディカルサイトより引用

iryou.chunichi.co.jp

何の負担かというと「特定療養費」

外来診療医院・診療所など町のかかりつけ医で、

入院診療・高度・専門医療大病院で行うとして

地域の医院・診療所と200床以上の病院との機能分担の推進を目的として定められたもの。

大病院への医療集中を抑制する目的でもある

 

200床以上の病院での初診に対しては、他の医療機関からの紹介状がない場合、初診時特定療養費として初診料以外に病院で定めた金額を徴収することができる

 

この200床以上の病院での初診に対しての負担が1万円になるかもしれないということである。

 

ただの風邪で大きな病院にはいけませんね